
システムエンジニア(SE)の適正は何ですか?と聞かれたら、僕は迷わず「問題解決が好きであること」と答えます。
一般的には、論理的思考能力、コミュニケーション力、ITのスキル、等々言われてますが、気を付けなければいけないのは、これらはすべて雇う側の理屈だとうことです。
SEの仕事の本質は「問題解決」です。ITはあくまでもツールにすぎません。
ということは、問題解決が好きなら、そのために使うツールを自分の意思で自然にせっせと磨くことが可能なわけです。
まな板の上の魚を華麗にさばきたいと思ったら、当たり前のように包丁を研ぐんですから。
- SEの仕事の本質についてはこちらの記事もご覧ください。
就職活動や転職活動でのSE適性
就職活動や転職活動でSEとしての適性について迷いがあるとしても気にしすぎることはありません。
筆記試験等で論理思考は問われるものの、ほとんどが面接重視ではないでしょうか。
プログラマーであればITスキルの要素の比重が少し上がりますが、基本はどこも同じような感じです。
前述したように、SEの本質は「問題解決」です。
問題解決したい想いを伝え、ツールとしてのITはどのように学んでいくかをアピールすれば何の問題もありません。採用する側の理屈に無理に合わせすぎる必要はありません。
ちゃんと想いを伝えたのに内定が取れなかったといって気にする必要はまったくありません。その会社はSEの本質をわかってないダメな会社かもしれないので(笑)
SE適性試験などがあるかどうかわかりませんが、就職活動時点でSEの適正なんか気にしてはいけません。
好きこそ物の上手なれ。自分の内側から湧き出る気持ちがあるかどうかだと思います。
突発的な問題解決に直面したとき
IT業界にとって、切っても切り離せないトラブルがあります。
それはシステム障害です。
システム障害という突発的なトラブルに直面した時、ここでも問題解決能力は発揮できます。
エラーの原因を突き止めるのも問題解決力ですし、トラブルを収束させる(火消しをする)のも問題解決力です。
顧客の問題解決をすることが仕事ですから、顧客と二人三脚で進めるポジティブな問題解決もあれば、突発的なトラブル対応のようなネガティブな問題解決もあるのです。
色々なパターンの問題解決にどう取り組むかが大事になります。
自分のスケジュールに割り込んでくるようなネガティブな突発的事項に対しても、しっかり対応し再発を防ぐ手立てを打てるかどうか、取り組む姿勢が問われます。
好きではないこと対しても気持ちを切り替えられるかは、自分の心に問いを立ててみるしかありません。
まとめ
一般的に言われるSEの適正は、ほとんどが雇う側の理屈です。それよりも大事なのは自分の想いということを忘れないでください。
世の中の仕事がどんどん機械に置き換わると言われていますが、機械を動かす技術はITであり、機械を制御するシステムです。SEに限らずITエンジニアの活躍のフィールドは今後ますます広がります。
ブラック企業という言葉はIT業界発祥らしいのですが、イメージ的にもIT業界には閉塞感があります。しかし、この記事を読んで何かを感じてくださった将来有望な若者がいれば、必ずIT業界も変わります。
自分の想いに正直に!就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。